漫画家の小林よしのり氏(61)が25日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」にVTR出演。沖縄県の米軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐる問題について語り、安倍政権批判を繰り広げたが、放送後、自身の発言を放送した同局への驚きを示した。

 同番組へのVTR出演については7日のブログで「安倍首相への痛烈な批判をしゃべってきた」と明かしていた小林氏。しかしその内容について自身も「30分以上話したが、使われるのは3分もないだろう」とつづり、「ただ、どこが使われるかで、テレ朝の上層部からどの程度の圧力がかかるかをチェックすることができる」と目を光らせていた。

 そんな小林氏の予想は外れ、同番組では小林氏の政権批判発言も放送し、小林氏も「驚いた」とコメント。“まさか”の事態に、「自分で話したこと覚えてないから、自分の話を聞くと冷や冷やする」としたが、「テレ朝の上層部は政権批判にはナーバスになってる時期だから、よく頑張ったよ、スタッフは。立派です!」と報道姿勢を称賛した。