プロフィギュアスケーターの織田信成(27)が“号泣キャラ”の返上を宣言した? 織田は10日、ミュージカル「TOP HAT(トップ・ハット)」の大阪公演(10月16~25日、梅田芸術劇場)のオフィシャルサポーターに就任し、大阪市内で会見した。

 「TOP-」は米俳優フレッド・アステアと米女優ジンジャー・ロジャースの黄金コンビの代表作として知られる名作映画(1935年公開)の舞台版。2011年に英国で初演され、13年に英演劇界最高の栄誉、ローレンス・オリヴィエ賞新作ミュージカル作品賞などを受賞した。英国の舞台が初めて日本で上演される。

 舞台では優雅なタップ・ダンス、軽やかなステップがあり、現役時代にエレガントな滑りを見せた織田とイメージが重なったことからオフィシャルサポーターの起用が決まった。DVDで映画を見た織田は「大人数で踊るシーンがあり、すごくかっこよくて涙腺が緩むぐらい感動した。実際には泣きませんでしたけど(笑い)」。最近はテレビ番組で泣くシーンが少なくなったという指摘もあるが、織田は「涙腺を固くしているつもりはないのですが、以前は感動したら泣いていました。でも泣きすぎなのかなと思ってちょっと我慢しています。我慢できないときもありますが」と笑顔で心境の変化も明かした。

 長男も幼稚園に通うようになり、家庭内で環境の変化もあった。「泣いていると息子から『きょうも泣いていたけど大丈夫』と言われる。幼稚園で『おとうちゃんまた泣いていたな』と言われるみたい。つらいところがあるみたいです」と明かした。“号泣キャラ”の返上には「自分らしくできたらいい」と話し、オフィシャルサポーターとして「魅力を少しでもみなさんに伝えていきたい」と今回に限り? 泣かないことを宣言した。