タレントの川村ひかる(36)が、若年性更年期障害に苦しんでいたことを告白した。

 川村は2日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」にVTR出演し、31歳から5年間にわたって若年性更年期障害を患っていたことを明かした。

 きっかけは、20代から抱えていた子宮内膜症の症状を抑えるために服用していたピルをやめたことだったという。ピルの服用をやめたことでホルモンバランスが乱れ、その影響から感情が不安定になり、「急に涙が出たり、イライラしたり、ちょっと言われた一言だけで、癇癪(かんしゃく)を起こすじゃないですけど、自信がなくなって悲観的に」なるなどしていたという。また、身体的にも体重が激減し、めまいや震え、抜け毛などに悩まされていたことも明かした。

 さらに物忘れもひどくなったという。同じ腕に2つの腕時計を着けてしまったり、友人との約束を忘れることなどが度重なったそうだ。

 しかしそれら以上に川村を苦しめたのは、自身の病気が周囲になかなか理解されなかったことだという。「大丈夫?」と声を掛けられることも、自身にとっては「否定」されていると感じ、「責められている気になってしまう」。そうしたことから友人とも疎遠になり、孤独に苦しんだことを明かした。

 しかし発症から5年。現在は症状も収まったという。同じ症状に苦しむ人に向け「治るんだよ」と前向きなメッセージを語った。