故やしきたかじんさんの本名は「やしきたかじ(家鋪隆仁)」だった?

 一昨年1月に亡くなったたかじんさんが初代キャプテンを務めた「OSAKAあかるクラブ」による「やしきたかじんメモリアル展」が1日、大阪・堂島リバーフォーラムでスタート。同クラブのスタッフによると、たかじんさんの実弟が、たかじんさんの名前は、もともと「隆仁」と書いて「たかじ」と読むことを明かしたという。

 同クラブは、たかじんさんの遺産約2億円の寄付を受け、「たかじんメモリアルを設立して、大阪のために頑張ってくれた人を表彰してほしい」との遺言を実行しようとして、今回のメモリアル展を企画。晩年10年以上をほぼともに過ごしたカメラマンが撮影した初公開ショット108枚などを掲示。ほかには子供のころの写真なども掲げられている。

 それらの中に「家鋪隆仁(やしきたかじ)」と署名した写真があり、同クラブによると、前日3月31日には親族が訪れ、実弟が「戸籍では『たかじん』ではなく『たかじ』となっている」と話したという。また子供のころは「たかし兄ちゃん」と呼んでいたことも明らかにした。

 この日、たかじんさんが生前、かわいがっていたお笑いコンビ「ハイヒール」も駆けつけたが、リンゴ(54)モモコ(51)ともに「たかじが本名? え? (本人から)聞いたことない」と驚いた。

 「一晩で800万円を使った」など、豪遊伝説を残し、近くでその姿を見てきた2人は「何が驚くって、あんだけお金使って、2億円寄付するぐらい残ってたん?」と、再びビックリ。

 たかじんさんの遺志としては、寄付金2億円をもとに大阪を活性化し、そのための人材を生み出し、励ましてほしいとの思いがあり、リンゴ、モモコは「すべての関西人が(表彰の)対象になるような企画を考えて欲しい」と話していた。

 また、初公開写真108点の中には、たかじんさんを通じて当時は親交があった橋下徹前大阪府知事と、平松邦夫元大阪市長との3ショットなど、プライベート写真が披露されている。

 同展は5月3日まで、入場料1200円。