桂歌丸(79)が22日、日本テレビ系「笑点」(日曜午後5時半)の最後の放送を終え、笑点メンバーと会見を行った。

 歌丸は「最後だと思うとじんとくるから、いつもの笑点だと自分自身に言い聞かせた」と語ったが、番組終了後には涙も見られた。「テレビが終わってから客席にごあいさつしたとき、せきが切れた。申し訳ございません」と話した。

 引退理由については「正直寂しいけど、次を譲らなかったら続かない」と、番組を考えての降板だったことを明かした。またここ数年の体調不良も理由にあると話した。

 新司会者に決まった春風亭昇太(56)は「歌丸師匠は回答者として、いろんな司会者の方を経験し、そのあと司会をされている。そんな歌丸師匠の後に司会を頼まれて『やったー!』という人はいないと思う」とプレッシャーを感じていることを告白。しかし「大変なことが待ってると思うけど、自分らしくやるしかないかな。今までと違った大喜利になると思います」と期待を膨らませた。

 また自身が消去法で選ばれたことを番組プロデューサーから聞き「消去法なんですか!?」と驚きつつも「安心しました。のびのびとやりたいと思います」と笑顔を見せた。

 昇太の後任の新メンバーについては、来週の放送で明らかになる。