米国時間の15日、アンバー・ハード(30)が共演俳優と浮気したと思い込み、嫉妬に怒り狂ったジョニー・デップ(53)が、誤って指先を切断したとの報道が浮上。

 しかし、ハードと映画「ロンドン・フィールド」(2015年公開)で共演し、浮気相手として名前が挙がったビリー・ボブ・ソーントン(61)が、デップの主張を否定した。

 米情報サイトTMZによると、アンジェリーナ・ジョリーの元夫として知られるソーントンはデップの主張について、「完全な誤り」として否定。さらに、共演者同士での夕食以外、ハードと撮影セットの外で会ったことはないと説明。セット内でもハードと個人的に話したことはなく、あくまで仕事上のつきあいだったと語ったという。

 ハードが裁判所に提出した書類によると、ハードと電撃挙式して1カ月後の昨年3月、酒に酔った上に薬物のエクスタシーで興奮状態となったデップは、酒瓶を窓に投げつけ、電話機を壁に叩きつけるなどして暴れた際、右手の中指の指先を誤って切断。

 ハードの部屋にあった濃紺のペンキに血だらけの指を浸した上、大きな鏡一杯に、「ビリー・ボブ」「すぐ寝るアンバー」などの文字を書いたという。

 TMZは、ハードがデップによるDVの証拠の一部として裁判所に提出したという、デップの切断された指先のグロテスクな写真と、ペンキで文字が書かれた鏡の写真も公開した。

 ハードの主張によると、デップはハードが他の複数の男性たちとも浮気したとして嫉妬し、責めていたという。デップは24時間近く、病院に行かなかったため、医師らは切断された指先を付け直すことができず、デップの手のひだを利用し、新しい指先を付け直したらしい。(ニューヨーク=鹿目直子)