トランスジェンダーの女優アレクシス・アークエットさんが、現地時間11日に亡くなった。47歳だった。

 アレクシスさんはアークエット家の次男ロバートとして誕生。兄リッチモンド、姉ロザンナ、パトリシア、弟デヴィッドも俳優として活躍している。

 リッチモンドはフェイスブックに兄弟姉妹4人からの長い表明文を投稿。4人はアレクシスさんの功績を称え、トランスジェンダーとして生きることの大変さ学んだことを明かし、「私たちは本当の勇気とは何かを彼女がトランスジェンダーの女性として生きる旅を見て学びました。私たちは1つの真実を見つけたのです。愛がすべてであると」「彼女は愛に囲まれながら亡くなりました。私たちは彼女を抱きしめて、あちらの世界に行くベールをくぐる時にデヴィッド・ボウイの「Starman」を歌いました。私たちは彼女の体をバラの花びらで洗い、彼女のまわりを花で囲みました」「私たちはいつもあなたを愛しています、アレクシス。私たちが幸運だったことは分かっています」とコメント。花やギフト、寄付はLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、ジェンダークィア)のコミュニティーに送ってほしいと明かし、死因は綴られていない。

 アレクシスさんは「ブルックリン最終出口」(89年)や「パルプ・フィクション」(94年)、「ウェディング・シンガー」(98年)に出演。2007年にはドキュメンタリー「Alexis Arquette:She’s My Brother」でアレクシスの性別適合手術のプロセスが公開された。【ハリウッドニュース編集部】