演歌歌手坂本冬美(49)が1日、東京・明治座で「歌手生活30周年 坂本冬美特別公演」(26日まで)初日を迎えた。

 舞台「新版 女の花道」とコンサート「艶歌(うた)の花道」の2本仕立て。約2時間の舞台では、自分を救ってくれた医師への恩義を貫く役者を熱演。その後のコンサートでは、「あばれ太鼓」「また君に恋してる」などヒット曲の数々を披露した。

 のべ3時間にも及ぶ公演を、24日間で計33公演を行う。終演後「千秋楽のような気分です。もう疲れました」と笑ったが、「初日を迎えられてほっとしています。あと32回、なんとかペース配分を考えてやっていきたいです」と意気込みを見せた。

 フォーリーブスおりも政夫(63)が同舞台を急性虫垂炎で一時降板していることを聞かれると、「前日まで普通だったので、本当にびっくりです」と驚いた表情。「舞台に戻るつもりでリハビリをなさっていると聞きました。チケットを買って楽しみにしてくださっているファンの皆さんのためにも、まずは療養してほしい」とエールを送った。

 現在49歳独身。「舞台一筋、歌一筋になってしまいました。(結婚のチャンスは)あったんですけどね…。しんどいときに支えてくれる人が、そばにいてくれたら、とは思います」と自虐ネタで笑いを誘ったが、「『結婚したい』とは言うなと、なっちゃん(伍代夏子)からくぎを刺されておりますので。痛い、と…」と反省していた。