タレント熊切あさ美(36)とお笑いトリオ、ダチョウ倶楽部が7日、都内で「ベスト傾奇(かぶき)ニスト2016」の授賞式に出席した。常識を超えた言動や行動で世間を騒がせた人に、株式会社ニューギンから贈られた。

 歌舞伎俳優片岡愛之助に続き、プロ野球ヤクルトの山田哲人選手との交際が報じられた熊切だが、芸能界入りして初の賞に「うれしい。あっちの歌舞伎ではなく、傾くほうの傾奇ですね。でも、やっぱり縁があるんですね」と素直に大喜び。賞を贈るニューギンがパチンコ「CR花の慶次」でおなじみなだけに「人生もリーチ(交際)まではよく行くんですけどね。パチンコでは、よく当たりますよ」と笑顔。「疲れた」と言って、司会者の用意したヤクルトを一気飲みして「(山田とは)お友達ですから、関係ない。神宮球場にも行きますよ」と話した。

 31年に及ぶ芸歴を評価されて受賞のダチョウ倶楽部はリーダー肥後克広(53)が「31年もカブいてきて、やっと気付いてもらえた」と目を潤ませた。寺門ジモン(53)は「笑いを取りに行かず、肉ばっかり食ってきたかいがあった」と笑顔。上島竜兵(55)は「ぶれずにやってきた。ブレードランナー!」と意味不明のネタで会場を凍らせた。

 その後は、ダチョウ倶楽部のお約束の鉄板芸「熱々おでん」を披露。熊切が熱々の卵を丸ごと上島の口に押し込んで、上島がブチ切れ。口論から見つめ合ってキスに至る鉄板芸披露かと思われたが、上島が回避した。上島は「熊切はね、後で面倒くさいことになりそうだから」と苦笑いしながら言い訳。肥後が「(熊切は)きれいだからね」とフォローした。