演歌歌手松前ひろ子(66)と三山ひろし(36)の師弟コンビが22日、都内でディナーショーを行った。

 「いい夫婦の日」のこの日に毎年行っている恒例イベントで、2人でのジョイントは8年目。

 「待ってました!」の掛け声がかかる熱気の中でスタート。三山は昨年にNHHK紅白歌合戦に初出場した際に歌唱した「お岩木山」や今年の勝負曲「四万十川」などを披露。いずれも10万枚を突破するヒットで、「今年もこの『四万十川』で年末の紅白を目指して頑張ります」と力強くアピールをした。

 松前も来年1月発売の新曲「月の帯」などを歌唱。「2年後には歌手生活50周年を迎えます。それまでは頑張ります」と約700人のファンにあいさつをして大きな拍手を浴びた。

 松前にとって、三山は歌の世界の弟子であり、義理の息子にあたる。「私はつらい涙もたくさん流しました。私がされてつらかったことは三山君にはさせない。それが私の信条です」。師匠としての親心を見せながら、その後に「彼は心が良くて。でも、顔はそれなりですが…」とジョークも飛ばして会場を和やかにした。

 2年後は松前の50周年であり、同時に三山の10周年でもある。ダブルのメモリアルイヤーに向かって、三山は「また来年も頑張ります」と誓った。