女優で歌手の薬師丸ひろ子(52)が25日、東京・港区のビルボードライブ東京で、ライブを行った。

 歌手デビュー35周年で初の映画音楽カバーアルバム「Cinema Song」を発売した記念イベント。ライブは今年9月の奈良・春日大社での世界遺産コンサート以来で、24日とこの日の2日間で、計1300人を動員した。

 「今日はアルバムを中心に、皆さんにひととき映画の世界に浸っていただけたらうれしいなと思います。短い時間ですけれども、最後までお楽しみください」とあいさつ。大ヒット曲「Woman“Wの悲劇”より」「戦士の休息」など12曲を熱唱した。

 トークコーナーでは、かつて共演した俳優高倉健さんとの思い出を語った。「映画デビュー作『野性の証明』で出会いました。高倉さんは、映画に携わるすべての人に『夢を作るすてきな仕事をしているんだということを心に留めてほしい』とお伝えになりたかったんじゃないかなと思います。私自身にもいま『腹をくくって覚悟してやっていけよ』というメッセージをいただいているような気がします。その思いを胸に、これからも頑張っていきたい」と話した。

 来年1月26日に東京・EXシアター六本木で追加公演を行うことも決まっている。