華原朋美(42)が26日、静岡・掛川のつま恋乗馬倶楽部で行われた馬術の国際大会「国際馬術 掛川2017」に初出場した。障害飛越のトップスコア競技で、目標としていた表彰台を逃すと「あ~悔しい。今日は反省します」と肩を落としたが「現実を受け止めて、そこから逃げずに頑張っていきたい。馬術は今、一番熱中できるものなんです」と気を取り直していた。

 3歳から乗馬を始め、高校時代に国体4位の成績を残した。昨年からTBS系「炎の体育会TV」の企画で競技を再開。歌手活動の合間を縫ってトレーニングを重ねてきた。昨年10月の「ジャパンオープン第7戦」優勝で自信をつけ、「番組企画の枠を超えて一緒に成長していければ」と、この日騎乗したキャリーズサン号の子、クラシック号を先月に自費で買った。「相性もいい。学習能力もある」とほれ込んでおり、ますます乗馬にのめり込んでいる。この日は悔しさも味わったが「9月の全日本障害馬術大会への出場を目指します。そこでリベンジしたい」と燃えている。

 今年夏の海外留学プランも浮上している。日本馬術連盟から、8月末に1週間実施予定のジュニア世代(22歳まで)のドイツ強化合宿に特別枠での参加を提案された。華原は、この日出場したバルセロナ五輪金メダリストのピット・ライマーカス(60)に「留学したほうがいいですか?」と尋ねるなど真剣に検討している。例年夏は全国ツアーを行ってきたが、所属事務所も「留学できるように調整できれば」としている。

 この日の模様は、4月15日「炎の体育会TV」(午後6時55分)で放送予定。【大友陽平】

 ◆「国際馬術 掛川」 日本馬術界の若手育成を目的に13年から開催。ドイツを始め、馬術トップレベルの国から選手を招待する日本で唯一の世界大会。今年は5カ国から参加。華原が出場した障害の高さやコースを自由に選択できるトップスコア競技や、障害の高さが150センチと決められる障害飛越競技など7競技が行われた。欅坂46菅井友香(21)も出場した。