歌手で俳優の星野源(36)が、“一発屋”のプレッシャーを抱えながら大ヒット曲「恋」を生み出した制作秘話を明かした。

 14日放送の日本テレビ系「ZIP!」では、プライベートでも親交がある星野とココリコ田中直樹の対談VTRをオンエアした。

 星野がソロ歌手としてブレークしたのは15年にリリースしたシングル「SUN」。星野はこの楽曲を制作した当時、「自分の趣味みたいな、自分が面白いなって思う音楽とか、こういうのやりたいって思うことだけやろうと決めたときだったんです、ちょうど。ダンスがすごく好きなので、踊りたくなるような、それが色んな人に伝わるように頑張るっていう感じだった。だからヒットさせるように作ったわけじゃない」という。

 しかし同楽曲がヒットしたことで、次のシングルを作る前はプレッシャーを抱える毎日だったという。「『次ヒットしなかったら一発屋だぞ』みたいなことが覗いてくるわけですよ」と星野。しかし「『もう嫌だ嫌だ』って。そういうの意識すると作りたいものじゃなくなっちゃう、ほんとに自分の好きなものを作りたい」と初心に立ち返ったという。

 そして「恋」の楽曲制作に励んだが、当初作ったものは気にいるものではなかったという。「全然ワクワクしなくて。どうしようと思っている時にトイレに入っていて、ふと、『速くしてみたらどうだろう』と思って頭のなかでグーンと速くしていったんですよテンポを。そうしたら『これだ!』と思って」と、楽曲のテンポを上げたことによって、思い描いていた「恋」が完成。「ターニングポイントはトイレでした」と笑いながら振り返った。