演歌歌手水森かおり(43)が7日、新曲「早鞆ノ瀬戸」の舞台である山口県下関市で、新曲発売記念イベントを行った。同地は壇ノ浦の戦い(1185年)があった関門海峡で知られる。この日は、芸能界という荒波を乗り切ろうと、壇ノ浦の戦いで活躍した名将源義経に扮(ふん)して登場。約20キロの甲冑(かっちゅう)を身につけて「女義経です!」と鼻息荒くあいさつした。

 同曲はオリコン週間ランキングで初登場4位。14作連続でトップ10入りの好調なスタートに「ホッとしました。すごく良い曲で歌っていても楽しくて仕方がない」と笑顔を見せた。下関市の前田晋太郎市長も激励に駆けつけ、同市をPRする「しものせき海響大使」に任命した。甲冑が赤色だったのは「もちろん紅白の赤だからです」。今年も残り半分。“ご当地ソングの女王”は、15年連続のNHK紅白歌合戦出場へ向けて関門海峡をバックに気合を入れた。【松本久】