歌舞伎俳優・市川海老蔵(39)が22日、ブログで「私が役者として良くなる事を誰よりもまおがよろこぶから、私はやる」と、乳がんで闘病中の妻小林麻央(34)のためにも、役者としての道を究めることを誓い、宣言した。

 そして「多くの祈りをありがとうございます。本当に嬉しいですし、ありがたいです。(中略)まおのこと祈ってくださるコメント本当にありがたいです」と、乳がんで闘病中の妻小林麻央(34)への、ファンからの温かいメッセージに感謝した。

 海老蔵は25日まで東京・Bunkamuraシアターコクーンで上演する自主公演「市川海老蔵 第四回 自主公演 ABKAI 2017~石川五右衛門 外伝 ~」に連日、出演している。さらに7月3日から歌舞伎座で開演の「七月大歌舞伎」、8月には「六本木歌舞伎 第二弾 座頭市」の名古屋、大阪公演と連続で公演が控える。その中でも毎日、長女麗禾ちゃんと長男勸玄くんの朝食を作ったり、幼稚園への送り迎えなどの子育てをしつつ、自宅で体幹トレーニングなどをしたり、台本を覚えたり、稽古している様子をブログで報告してきた。

 海老蔵は稽古について、次のようにつづった。

 「稽古。こういう時だからこそ、より厳しく、より深く己に喝を 私が役者として良くなる事を誰よりもまおがよろこぶから、私はやる」

 海老蔵は、1つ前のブログで、在宅医療を続ける妻と、その妻を支える日々を「日々の戦い、まおは日々 病と戦っています。支える側の家族も懸命に戦い日常を何事もないかのように過ごしながら家の中でひたすら戦ってます」(コメントは原文のまま)とつづった。その日々の中、役者として成長する姿が、乳がんと闘う妻の力になると信じ、芸道に精進することを誓った。