歌舞伎俳優・市川海老蔵(39)が27日、ブログを更新し、22日に小林麻央さん(享年34)を乳がんで亡くし、長女麗禾(れいか)ちゃん(5)と長男勸玄(かんげん)くん(4)が受けた心の傷が深いと吐露した。

 海老蔵は、勸玄くんが床に花を何本も置き、座って見詰める写真をアップし、「倅は朝から花と対話してます」と記した。

 「かんかんのこころ ままをまって 甘えたくて まって ずっと まって 待ち続けて いつか元気になったら抱っこされたい、甘えたい 色々話したい。それが彼にはあった、間違いなくあったんです。しかしもうそれが叶わない。それを現実として知ったとき。の勸玄の気持ちを思うと…言葉にならないです」

 そして麗禾ちゃんについては「そして麗禾のこころは、更に深く傷ついたようです。それを逆に笑顔で表現するのが麗禾のやりかた、のようです、、まおと似ています」と、笑顔を見せている裏で傷ついているとつづった。

 麗禾ちゃんと勸玄くんが我慢している姿に、麻央さんの面影を感じるという。

 「2人とも良い子で我慢強いようで それを誰にも表現しないのでうちにしまう。まおと同じような所があり さぞ心苦しいだろうと、感じます。ここ数日感じてる事です、許してください」

 26日夜に日本テレビ系で放送された追悼番組「小林麻央さん追悼番組~優しく強く生きた34年~」の中で、麻央さんの姉小林麻耶(37)の14年のインタビューが流れた。その中で麻耶は、幼少期の麻央さんについて「自分の好きなことは、すごく持っていた気がします。ただ、すごく恥ずかしがり屋さんだったので、人に言ったりとかはあまりせず、自分の中に留めておく感じ」と語っていた。

 また麻央さんも生前、今月13日のブログで「小さな子供の心って本当に純粋だと思います。何の先入観や経験、知識からも私の状況を測ったりしないのです。ただ、ママは今はずっと体調が悪くて、ただあとは、ママは元気になるだけ。だから今の状況も、『今はそう』と受け止めてくれています。子供の強さは、本当に強いです」(コメントは原文のまま)と、2人の子どもの強さをつづっていた。