1986年に大ヒットしたトム・クルーズ主演の映画「トップガン」の続編が、2019年7月に公開されることが決まった。

 オリジナルの公開から33年ぶりに製作されるファン待望の続編「トップガン:マーベリック(原題)」には、クルーズがマーベリック役で復帰することが決まっており、ジョセフ・コジンスキー監督がメガホンを取るという。

 プロデューサーのジェリー・ブラックハイマー氏が米国時間の30日、ツイッターで、「公式発表できることに興奮している。ジョセフ・コジンスキーが監督を務める。”トップガン”は2019年7月12日に劇場公開となる」と発表した。

 米映画業界紙バラエティによると、クルーズは最近、2013年公開の映画「オブリビオン」でもチームを組んだコジンスキー監督と会い、続編製作について話し合った結果、同監督のビジョンにいたく感心したという。

 クルーズは先月初め、TVインタビューで、「来年には続編の撮影がスタートする」と発表。続編はオリジナルと似たストーリーになるとしたうえで、「スピードを愛する飛行士たちが戻ってくる。巨大で速いマシンたちも。1作目と同様、競争を描いた作品だが、マーベリックの進歩も描かれる」と語った。

 続編が製作されるとの憶測は2008年から渦巻いていたが、関係者は当時、「マーベリックはトップガンを育成する学校の教官で、今度は自分が自信家の新しい女性パイロットを育てることになる」と明かしていた。(ニューヨーク=鹿目直子)