桂文枝(73)と三井住友VISAカードがコラボレーションした「六代桂文枝 芸能生活50周年記念 オヨヨVISAカード」が5日、大阪市内で発表され、文枝が会見に出席。「人生で初めてのカード。VISAも落語も『こうざ』が大事」とだじゃれを交えて喜びを表現した。

 文枝の芸歴と同じく、三井住友カードも創業50年であることから実現した企画。文枝は今夏、夢だった富士登山を実現させ、山頂で落語会を計画しており、これに引っかけてもだじゃれを展開。「VISAカードも人生で大事ですけど、僕は今、富士登山の方が…(気がかり)。あっち(登山)は(ビザではなく)ひざが大事です」と、だじゃれを連発した。

 文枝は66年に先代の故5代目桂文枝さんに師事。すぐにラジオやテレビで活躍し、後には多くの弟子をとるなどしており、近くにスタッフがつねにいることもあって、金銭ライフは「現金派」。ポケットに必要な現金を入れて過ごしており「カードといえば、病院の診察カードぐらいしか持ってなかった」と話した。

 人生73年にして初めて持つVISAカード。50周年を機にさまざまな“初体験”が控える。そのひとつが富士山頂での落語会。近く、近場の山へ練習に行くといい「いきなり富士山は無理ですから、ちょっと登ってきます。入院中の大助さんが『登るなら金剛山がいい』と何度も言うんですけどね…。どうかなあ?」と笑った。

 「オヨヨVISAカード」は、三井住友カードではプラチナカードの象徴でもある黒色が基調。文枝紋や文枝一門の定紋をあしらったデザイン。文枝は「これはほんとにオヨヨな話」と感激を語っていた。