歌舞伎俳優・市川海老蔵(39)が8日夜、ブログを更新し、長女麗禾(れいか)ちゃん(5)から「ママに会いたい」と言われ、「ひたすら無力な夜、、私にはどうする事もできない、お芝居では大泥棒や神様や女の人にもなれるけど、麗禾とカンカンのママにはなれない、、」と、6月22日に乳がんで亡くなった妻小林麻央さん(享年34)の代わりにはなれないと悲痛な思いを吐露した。

 「麗禾、ママに会いたい、って言ってます。パパも一緒だけど、ママにも会いたいって、そうだよね、ママに会いたいよね、、」

 海老蔵はこの日も東京・歌舞伎座で上演中の「七月大歌舞伎」の夜の部「駄右衛門花御所異聞」で、長男勸玄(かんげん)くん(4)との宙乗りを成功させ、ブログに「カンカンもよく頑張りました! なでなで! 今日もママみてたね。3人の宙乗り、感じてます」と前向きにつづっていた。その後、帰宅した際、麗禾ちゃんから「ママに会いたい」と言われたようだ。

 海老蔵は6月24日のブログで「今日からパパ ママやります。2人はお母さんがいません。これから2人には大きな心の戦いが待っています。2人の笑顔で救われていますが、私は2人に恩を何十倍にもしてかえします。力不足ですが、まおの行いたかったことをしていきます。まおと私は共に生きます」と決意をつづっていた。

 海老蔵はブログの最後に「まお せめて夢であってあげて、お願い」(コメントは原文のまま)と麻央さんに呼び掛けた。