ラップ歌手ジェイ・Z(47)が、ニューアルバム「4:44」のためのミニ・ドキュメンタリービデオをリリース。先月、双子を出産したばかりの妻ビヨンセを裏切り、浮気していたことを告白した。

 11分間におよぶビデオ「4・44のためのフットノーツ(脚注)」は、女性たちとの関係についての奥深い会話やインタビューが盛り込まれており、コメディアンのクリス・ロック、俳優のウィル・スミス、ラップ歌手のケンドリック・ラマーら数々の有名人たちが参加している。

 ジェイ・Zは以前から渦巻いていた浮気のうわさを認め、「これが僕の本当の人生。僕たちは大きくて美しい夫婦の邸を築いたが、それは100%の真実の上に築かれたものではなく、亀裂が入り始めた。世間が見ている中で、それは起こりつつあった」と語っている。

 さらに、「僕たちはすべてを破壊し、初めからやり直す必要があった。今までやったことで、最も困難なことだった」とした上で、バケーション中にビヨンセに別れを告げられ、「行かないでくれ」と懇願したことも告白。「自分が”行かないでくれ”と言うなど、まったく初めてのことで、驚きだった」と明かしている。

 ジェイ・Zはニューアルバムの曲の歌詞の中でも、ビヨンセを裏切っていたことを告白し、謝罪。ビヨンセに真っ先にアルバムを聞かせたという。「結婚生活をうまくいかせるためには、ほんの少しの偽りも許されなかった。たとえそれが、居心地の悪いものだったとしても」と語っている。2008年に結婚した2人は2012年に長女ブルー・アイビーが誕生。先月、男女の双子が誕生した。(ニューヨーク=鹿目直子)