「三木道三」として活躍したレゲエミュージシャンのDOZAN11(ドーザンイレブン)が、活動休止の原因となった過去の大事故を振り返った。

 DOZAN11は12日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」にVTR出演。三木道三名義で2001年に発売したシングル「Lifetime Respect」が大ヒットしたが、その翌年に引退した理由などについて語った。

 当時は満身創痍(そうい)の状態で「足も曲がらん、肩も上がらん、腰も痛くて。ちょっとこれはそろそろもう1回手術して、抜きたいネジもあるし、リハビリしよう」と引退を決意したという。立っていることも困難なほどに体が悲鳴をあげるに至った原因はメジャーデビュー前の1995年、留学先のアメリカで見舞われた交通事故だったと明かした。

 友人が運転する車が走行中に横転し、DOZAN11は車から放り出されたという。ヘリコプターでラスベガスの病院に運ばれたが、「右ひざの皿が割れて、足の先が複雑骨折して、足の裏もビリビリ破れてたのを縫って、顔中血だらけで、顔の骨が歯と一緒に飛んで行って。医者が言うには『これ、8割死んでるよ、君』って」と重傷を負っていたことを明かした。

 大手術の結果、一命をとりとめたDOZAN11。その事故で「いつ死ぬかほんとにわかんないな」と思うようになり、それが迷っていた音楽の道に進むきっかけになったと語った反面、古傷が音楽活動に支障をきたすようになり、引退後は一時寝たきり生活も余儀なくされていたことを明かした。