マツコ・デラックス(44)が16日、東京・渋谷のNHKで、22日から全7回放送のNHKスペシャル「AIに聞いてみた どうすんのよ!? ニッポン」の初収録に臨んだ。NHK出演は昨年大みそかの紅白歌合戦以来で番組司会は初めて。「(番組を制作する)金はあるなと思ったわよ。財力が全然違う。無線で電源を入れるマイクだったし」と、設備が整った中での収録に感心していた。

 人工知能(AI)を使って日本の未来を占う番組で、理想のAIを聞かれると、マツコは「理想の顔、体、人間性と、ある程度の機能ついてれば、私は(人間じゃなくて)ロボットでいいわ。機能については民放では言えるけど言えない」と笑った。

 さらに「生身の人間はいいです。最近いろんなことがあるから、怖いなと思う。例えば昼の帯(番組)は今、大変だからね」と、離婚調停中の船越英一郎と松居一代夫妻の問題を連想させるコメントで、会見を見守ったNHK職員たちを慌てさせていた。

 「家事を一緒にやってくれる人いれば、生活の質が上がるなと思う」と明かした有働由美子アナ(48)に対し、マツコは「AIも『めんどくさい』と言うわ」と突っ込むなど、NHKも民放もお構いなしにほえまくっていた。

 マツコは番組制作スタッフからのラブコールもあり、出演が決まった。「NHKが無理にオカマを出してテレビショーをやることはないのよ。まじめにやっていればいい。何十年やってきたことは、正しいから何十年も続いている。無理してやる必要はないのよ」と持論を展開した。