スペイン・マドリード映画祭で、主演映画「キセキの葉書」(ジャッキー・ウー監督、11月4日公開)の演技で最優秀外国映画主演女優賞を受賞した鈴木紗理奈(40)が19日、都内で受賞と帰国報告会見を行った。

 鈴木は「(受賞は)私が一番驚いています。岡村(隆史)さんに『うらやましい』って初めて言われました。みんなが現地にLINEでメッセージくれたり、喜んでくれました」と、フジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」メンバーも祝福してくれたとした。

 授賞式前日には、パスポート盗難被害に遭った。鈴木は「スピーチで『財布もない、パスポートもないけど、トロフィーをゲットした!』と言ったら、すごく沸いたんです。盗まれて良かった」と、ハプニングを前向きに転換した。犯人に言いたいことを聞かれると「あんたは私のパスポート盗ったけど、私はトロフィー取ったよ!」。

 同作は兵庫県西宮市を舞台に、病気の娘と認知症の母親と向き合う女性が試練を乗り越える姿を描いた。大阪では8月19日先行公開。