2人組バンドthe brilliant green(ザ・ブリリアントグリーン)が、来月20日に開催される「2017神宮外苑花火大会」(日刊スポーツ新聞社など主催)の神宮球場ライブに出演することが26日、決まった。今年9月にデビュー20周年を控えており、本格的に活動再開することも分かった。

 本格的なバンド活動は、2010年以来約7年ぶりだという。ボーカル川瀬智子(42)は「11年の東日本大震災以降、いろいろ考えることが増えて。ペースがゆっくりになって、のんびりすることが増えてました。ただ、ファンの方々から『また聴きたい』って声をいただいて、何かやらないとと思い、ちょうど20周年のきっかけを探していたところで、お話をいただきました」と出演の経緯を明かした。

 97年9月にデビュー。「There will be love there -愛のある場所-」「そのスピードで」など多くのヒット曲を世に送り出した。歌詞に英語を多く使い、独特の世界観を表現した作品が特長。「冷たい花」などクールな曲も多い。ベース奥田俊作(46)は「花火打ち上げに向けて盛り上げるようなイメージではあるんですが、うちの場合盛り上がる曲が少ないので、涼しくなるかもしれないですね。納涼的な感じで楽しんでほしいです」と笑った。

 花火大会を皮切りに20周年の活動が始まる。川瀬は「今のところオリジナルアルバムと、20周年記念となるようなベストアルバムリリースを検討しています。フェスやツアーみたいなのも少しやりたいな、と。これをきっかけにツイッターをフォローしてほしい」と明かした。その上で「花火大会でいいスタートが切れればいいな。できれば歌唱中にも花火、上がってほしいなぁ~」とスタッフにアピールしていた。

 ◆ザ・ブリリアントグリーン 95年結成。97年「Bye Bye Mr.Mug」でメジャーデビュー。通称「ブリグリ」。01年から川瀬のソロプロジェクトTommy february6が始動し、バンド活動を一時休止。その後もソロプロジェクトとの兼ね合いなどから、何度かバンド活動を休止した。10年5月にギター松井亮が脱退し、現在は2人組。