V6岡田准一(36)が21日、主演映画「関ヶ原」(原田真人監督、26日公開)の大ヒット祈願イベントに出席した。

 会場となった東京・神田明神は、岡田が演じる石田三成と戦う、役所広司(61)演じる徳川家康が、劇中でも描かれる関ヶ原の戦いを前に必勝を祈願した場所だ。岡田は、三成を演じた自身が神田明神で大ヒットを祈願することについて「徳川家康公が祈願した場所に、敵役を演じました私が来るというのも縁を感じながら、大ヒットを祈願させていただくのを、うれしく思う」とあいさつした。

 この日は、三成役の岡田、三成の腹心・島左近を演じた平岳大(43)、その妻花野を演じた中越典子(37)が登壇。西軍がその遺志を継いだ豊臣秀吉役の滝藤賢一(40)を含め、家康が率いた東軍と戦い、敗れた西軍の面々を演じた俳優がそろった。平が「西軍の我々が神田明神でヒット祈願…面白いなと思った」と苦笑いした。

 キャスト陣は、作品にちなみ「人生における決戦の日」というお題のもと、川柳を考えた。岡田は

 「鬼が出て 鬼締め決めて 鬼ヒット」

としたためた。「(撮影で)甲冑(かっちゅう)を着る時に(ひもを)すごくきつく締める。小道具さんが、よく『鬼締めでいきましょうか』と気合を入れる。当時の人が戦いに行くのと、同じくらい締めていたのとかけて、鬼のようにヒットを」とほほ笑んだ。

 5月3日に夫の永井大(39)との第1子の長男を出産後、初めて公の場に姿を見せた中越は

 「秋の空 我が子と共に いざ合戦」

としたためた。「去年の今ごろ、撮影していて、その時、まだ安定期に入っていなくて不安な中、私たちもある意味、戦いだった」と、身重の体で撮影に臨んだ思いを込めたと明かした。

 岡田は御社殿の中で大ヒット祈願を終えた後「大ヒットに向けて、いい祈願が出来た。家康公にゆかりがあるということで、役所さんにしっかり伝えたい」と言い、笑みを浮かべた。【村上幸将】