福山雅治(48)が29日、大阪市内でベネチア映画祭(30日開幕、イタリア)コンペ部門に出品される映画「三度目の殺人」(9月9日公開、是枝裕和監督)の舞台あいさつに出席した。世界3大映画祭に参加する福山は「男泣き」の封印を宣言した。

 カンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞した「そして父になる」(13年)以来、4年ぶりの是枝監督とのタッグ。是枝監督とともに登場した福山は「前回(カンヌ)は泣いちゃった」と明かした。それまでは人前では泣かないと決めていた。「男だから人前で泣くことはなるべくせずに生きてきた。1回泣いたら泣き続けてしまうと思っていたからかな。でもうっかり泣いてしまった。それほど感動的だった」と振り返った。

 今作は、福山が演じる勝利至上主義のエリート弁護士と、殺人罪で起訴された被告(役所広司)の法廷心理サスペンス。福山は「監督といっしょにいると、すごくいいところに連れていってくれる」と笑顔を見せた。

 前回は男泣きしてしまったが、今回は「ベネチアでも違う体験ができればいいな」。はたして涙は封印できるか?