KAT-TUN亀梨和也(31)が29日、東京国際フォーラムで、初ソロコンサートの東京公演初日を迎えた。

 ソロ楽曲、グループ楽曲のほか、山下智久(32)とコンビを組んだ「青春アミーゴ」「背中越しのチャンス」などを披露した。日替わりで披露するカバー曲のコーナーでは、「24時間テレビ40」のスペシャルドラマで自身が演じた故阿久悠さん作詞の「勝手にしやがれ」などをカバーした。

 途中、山下智久からのサプライズメッセージも流れた。企画VTRと思いこんでいた亀梨は「何、知らない知らない!本番前メールしてたんですよ。だから今日メール来たのか!」と驚いていた。

 アンコール後は、観客として来場していた上田竜也(33)が紹介された。上田はライトを浴びると、「亀梨君の新しい一面と、いつものつまんない亀梨君を楽しめて、すごい楽しかったです!」とニヤリ。久々のKAT-TUNメンバーのやりとりに、会場を埋め尽くした5000人のファンからは悲鳴が上がった。

 亀梨は7月13日の神戸公演を皮切りに、これまで4会場12公演を行ってきた。26日、27日には日本テレビ系「24時間テレビ40」のメインパーソナリティーを務め、さらには同番組内のスペシャルドラマ「時代をつくった男 阿久悠物語」にも主演するなど、忙しい夏を過ごしている。「コンサートやってるか阿久さんになってるかだったので、思い出深い夏です」と、笑顔で振り返る。

 KAT-TUNとしては、昨年5月から充電期間に入っている。メンバーはソロ活動に専念しており、上田は10月期のテレビ東京系ドラマ「新宿セブン」で連ドラ初主演を果たし、中丸雄一(33)は10月から単独舞台「中丸君の楽しい時間2」を行うなど、活躍の場を広げている。

 再始動を待ち望む声も多いが、亀梨は「3人で仲良くやっていく以外に、個々にコンテンツを持っていることは、グループ活動を再開したとき強みになる」と、ソロ活動にも意義を感じている様子だ。

 しかし、「どう集まるべきか、ある程度(イメージは)ある。充電をとるとき、ある程度想定していたので」と、再開時のビジョンは見えているよう。「お客さんが集まってくれるならドームでやりたい。来年中に集まることができたら、すてきだと思います」と、再始動にも言及した。