歌手泰葉(56)が20日、イランで会社を経営するメィヒディ・カーゼンプール氏(36)とともに都内で婚約会見を行った。

 今年春にフェイスブックで知り合い、ビデオチャットするなど交際に発展した。前夫春風亭小朝の高座着を仕立て直した着物姿で登場した泰葉は「感無量だわ。彼は優しくて、寛大な人」とぞっこんで、14日に来日したばかりのメィヒディ氏も「心のやさしい女性。ビデオチャットが続けたくて、会社に行かなったこともあった」と明かした。

 具体的なプロポーズはないが、ビデオチャットで「マイ・ワイフ」と言われ、泰葉も「マイ・ハズバンド」と答えるなど、来日前に婚約の意志が固まっていた。14日に来日後は泰葉の自宅で「夫婦」生活を送っている。結婚に向けて、泰葉がイランに行き、メィヒディ氏も絶縁状態にある母海老名香葉子さんと対面したいという。将来的には米国など第三国に移り住み、泰葉もイスラム教に入信するという。2019年で芸能界からの引退を発表している泰葉は「時間がかかるけれど、一つ一つクリアしていきたい。子どももほしい」と子作り宣言もした。

 20日は父初代林家三平の命日。姉の海老名美どりには婚約を報告して喜んでもらったが、香葉子さん、弟の林家正蔵、林家三平らにはメールを送っているが、返信はなく、テレビに向かって、泰葉が「お母さん、幸せです」と涙ぐむ場面もあった。メィヒディ氏は月末にはイランに帰る予定。