勝地涼(31)と笠原秀幸(34)のユニット「ともだちのおとうと」の第1回公演となる2人芝居「宇宙船ドリーム号」が21日、東京・池袋の東京芸術劇場シアターウエストで初日を迎えた。2人は幼なじみで、ユニット名は笠原にとって中学時代の同級生の弟が勝地であることから。脚本、演出は、映画「舟を編む」などの石井裕也監督が担当する。

 開幕前に取材に応じた2人は「夢がかなった」と声をそろえた。勝地は「笠原君が中学1年で、僕が小学4年のころからの付き合い。10年以上も前から、2人で何かやりたいと思っていた」。笠原は「勝地君との夢がかなうということで、胸が高ぶっている」と笑顔を見せた。

 1カ月以上に及ぶ稽古中には何度も衝突した。勝地は「ハッキリ言って衝突ばかり。でも、けんかになっても帰りは一緒の車でしたから」。2人芝居ということに、笠原は「普通の舞台だと、他の人が出ているところを見られたりするけど、見られない。そこが怖いし、楽しいところですね」と話した。

 来年9月の引退を発表した安室奈美恵(40)について、勝地は「小学校の時に初めてできた彼女にCDをプレゼントしたのが、安室さんの物。寂しいですね」。笠原は「よく公園で『a walk in park』を歌いながら歩いていた。びっくりしました」と話した。