演歌歌手山内恵介(34)が6日、東京・国際フォーラムAでコンサートを行った。10年にスタートした5大都市ツアーが8回目を迎え、憧れだった約5000人を動員できるステージに初めて立った。

 公演前には記者会見を実施。「昨日から気持ちが高揚している。感無量。やっと立てたという思いです」としみじみ。デビューから17年でたどり着いた年月を振り返りながら、「えー(A)ステージにしたい。一生、忘れられない公演にします」と、得意のダジャレで喜びを語った。

 3月発売の「愛が信じられないなら」が9万枚を売り上げるヒット中。3年連続のNHK紅白歌合戦出場へ「大切な目標です」と意欲を示した。そして、大みそかの紅白だけでなく、その前日にレコード大賞への出演も「欲張りなので…。ステップアップをして、両方に名を連ねたい」と笑顔で語った。

 来年で引退することを表明している安室奈美恵の大ファンを公言している。早すぎる引退に「ビックリしました」と驚きながら、「でも歌は永遠に残る。『ロス』という言葉は使いたくない」。もし紅白のステージなどで会えたら、感激のあまり「気絶するんじゃないか」と話した。

 公演は約2時間で38曲を披露。高橋真梨子の「for you…」や吉田拓郎の「落陽」などのカバー曲にも挑戦した。