京都市内などで開催中の「京都国際映画祭」(15日まで)で、吉本新喜劇の浅香あき恵(60)が主演した「ありえなさ過ぎる女~被告人よしえ」が上映され、舞台あいさつが行われた。

 芸能生活40年の浅香は自らの初主演映画に「まさしく『ありえなさ過ぎる』ところ」と言い、衣装合わせの段階でも「ドッキリだと思っていた」そうだ。

 「衣装を合わせながらも『大がかりなことをしはるな、最近のドッキリはすごいな』と思っていました。まさか本当に主演とは…」と振り返った。

 今作は、浅香が、3人の男性を殺害した容疑で逮捕された60歳独身女性を演じた法廷サスペンス。ギャグはなく、無表情で演技を続けている。

 キスシーンもあり、浅香は「1日で3人とキスシーンを撮影する日もあって、前日は眠れなかった」とか。「緊張というか、目ぇつぶったほうがいいんかな? とか、女優としてガッと行くべきか? とか悩んでいた」そうだ。

 浅香といえば、漫才コンビ「Wヤング」佐藤武志の妻で、おしどり夫婦として知られるだけに「キスシーンは、パパ(佐藤)になかなか言えなかった」と照れくさそうに話していた。

 あいさつには、山田花子、尼神インターらも参加した。