昨年6月に政治資金問題などで辞任した前東京都知事の舛添要一氏(68)が、若手弁護士とのダブル不倫疑惑で民進党を離党し、愛知7区から無所属で出馬した山尾志桜里氏(43)が当選した要因について分析した。

 舛添氏は23日、TBS系「ビビット」に生出演。山尾氏の当選について「(スキャンダルの影響は)無くはなかったんだろうけど、跳ね返し方がうまかった。やっぱり笑顔がいいですね。選挙戦の時はやっぱり、どこで笑顔を見せるか。非常にうまいです」とコメント。一方で、元秘書の男性に「ハゲー」などの暴言や暴行を加えたと報じられ、自民党を離党した豊田真由子氏(43)が埼玉4区から無所属で出馬するも落選したことに触れ「こっちは破れましたね。笑顔が見えませんでした。そういう違いがありますね」と、明暗を分けた要因を分析した。

 舛添氏はスキャンダルの乗り越え方について聞かれ、「時と場合によりけり」とし、山尾氏については「すぐ(選挙)戦があったのがかえってよかった。切り替えるのに非常にいいタイミングだった」と語った。