来年7月で歌手生活40周年目を迎えるベテラン松原のぶえ(56)が24日、新曲「蛍火の宿」のキャンペーンのため大阪市北区の日刊スポーツを訪れた。

 10月4日に発売された「蛍火の宿」は、愛しい人を亡くした切ない心を蛍火に例え、熱唱演歌を得意とする松原が情感たっぷりに歌い切る。作詞は郷里の大分在住の鎌田かずみ、作曲は松原のヒット曲を数多く手がけた弦哲也。

 「作詞は、鎌田さんが奥さんとの思い出を詞にした、実際の話でもあるんです。その詞にスケールの大きな曲をつけてもらい、思いを込めて歌っています」。

 一方、カップリング曲「待ちわびて」は松原自身が作詞しており「違った面の松原のぶえを楽しんでもらえれば…」と言う。

 79年7月に「おんなの出船」でデビューして以来、来年で40周年目。今回は67枚目のシングルとなる。また25日にはヒット曲を集めた待望の「松原のぶえ全曲集~十勝厳冬~」も発売。こちらも注目だ。

 「節目ですが過去を振り返るより、常に前を向いて歌っていきたいですね」

 来年7月には40周年記念曲の発売も予定されている。乞う、ご期待だ。