シンガー・ソングライター半崎美子(36)が4日、東京・EXシアター六本木で、4月のメジャーデビュー後初となるワンマンライブを開催した。

 19歳で上京してから17年間、ショッピングモールなどで地道に活動を続けてきた。“ショッピングモールの歌姫”の異名をとるほどになった今も、「原点なので」と各地のショッピングモールを周り歌い続けている。

 メジャーデビューから半年。「ライブのスタンスや曲作りは変わることなく、同じスタイルで続けているけど、出会いとしてはすごく広がりがありました」と話したが、「個人で開催していたときは朝から搬入とかがありました。そういった意味ではステージに集中できます」と変化を実感している様子。ショッピングモールの歌姫と呼ばれることについては「ありがたいけど、自分としては継続しただけです」と謙遜したが、「自分の歌には自分より長生きしてほしい。教科書に載るのが1つの目標です」と大きな夢を語った。

 「個人で17年間土の中にいて、今年の春にやっと顔を出しました。土の中の世界をお届けします」と形容したライブでは、9月に発売した「サクラ~卒業できなかった君へ~」など19曲を披露。約1000人の観客が美声に酔いしれた