乃木坂46のアンダー(選抜の下部ユニット)が、コンサート中盤に登場した。樋口日奈(19)寺田蘭世(19)ら、歴代アンダー経験者が1人1人、名前を呼ばれて登壇。アンダーでセンターを務める機会が多い伊藤万理華(21)がトリで呼ばれると、場内が大歓声に包まれ、「ここにいる理由」「あの日僕は咄嗟(とっさ)に嘘をついた」など、アンダーメンバーによるオリジナル楽曲6曲を披露した。年内いっぱいでグループを卒業する伊藤万は「乃木坂46のことは好きか~? 私は大好きだー!」と客席に向けて叫び、盛り上げ役を担っていた。

 「アンダーライブ」と呼ばれる選抜抜きのコンサートでは当初、客席の半分も埋まらないこともあった。それでも、不断の努力で固定ファンも付き始め、今や斎藤飛鳥(18)、伊藤万のように選抜常連になったり、コンサートではパフォーマンスの根幹を支える集団に成長。現在はアンダーだけで全国ツアーを回るほどになった。

 来年には、アンダーだけでオリジナルアルバムを発売する。樋口は「アンダー曲はいい曲ばかりだなと思ってもらえるアルバムになっています」と自信満々。伊藤かりん(24)は「発売日も決定しました。1月10日です。『伊藤の日』なので、ぜひ覚えてください」と、ダジャレを使ってPRしていた。