9月20日に、18年9月16日をもって芸能界を引退すると発表した安室奈美恵(40)の特番「安室奈美恵 告白」が、23日午後10時からNHK総合で放送される。

 安室は引退発表から1カ月後に、2時間にわたりNHKのインタビューに応じたという。同局のサイトで、その一部が公開された。

 「引退の文字が、割とちらついたのは20代後半の時ですね」

 「歌手の安室奈美恵というのが、ちょっと分からなくなった時期があったので」

 「その時は息子もいましたので、この子のために何が出来るとか思って」

 予告動画では、安室が息子のことを語った後、インタビュアーから「それは初耳ですね」と言われて涙を流し、右手でぬぐう映像も流れた。安室は「あの時、息子を出産していなかったら多分、全然違う安室奈美恵が、ここに座っているか、座っていないか…だと思います」と答えている。

 安室は、予告動画の中でファンにメッセージも送った。

 「安室奈美恵です。今まで応援してくださった皆さん、ありがとうございます。それから、曲を聴いて下さった皆さんにも、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。引退…来年の9月で引退はしますけれども、皆さんの生活の毎日の中に、すばらしい音楽があふれていて、その音楽で、皆さんが何か次の一歩を踏み出す時に、背中を押してくれるような音楽に出会えていたらいいなと思っています。それが安室奈美恵のこの曲だったんだ、って思ってくださる楽曲があるとするなら、すごく、すごく、心からうれしいなと思っています。残り少ない時間ではありますけれども、一生懸命、自分らしく、残りの時間を過ごして、2018年9月16日を迎えていきたいなと思っております。皆さん、それまで、ぜひよろしくお願いいたします」

 「安室奈美恵 告白」では、安室が「紅白歌合戦」や「ポップジャム」など、NHKが放送した過去の映像を見て、当時を振り返り、15歳でのデビュー直後の不安や、スターダムを駆け上がった当時の重圧、引退など、その頃の自分が何を思っていたのかを赤裸々に語る。