元日本相撲協会外部委員で漫画家のやくみつる氏(58)が、横綱白鵬の言動に「わきまえるべき言動というのは当然ある」と“物言い”をつけた。

 白鵬は大相撲九州場所千秋楽の優勝インタビューで横綱日馬富士の暴行問題をファンに謝罪し、「場所後に真実を話し、うみを出し切って、日馬富士関と貴ノ岩関を再び、この土俵に上げてあげたいなと思います」などと発言した。

 27日放送のフジテレビ系「みんなのニュース」は、この優勝インタビューの模様のほかに、白鵬がその後の打ち上げパーティーで坂本九さんの「上を向いて歩こう」を歌う映像などをオンエア。やく氏は「ツッコミどころ満載なんですけどね。うーん」と顔をしかめ、「本当に上を向いて涙がこぼれないように歩きたいのは客の方ですからね、相撲ファンの方ですからね。どれだけ泣かされてると思っているのか」と苦言を呈した。

 さらに優勝インタビューでの発言について「その場でわきまえるべき言動というのは当然ある」と指摘。「ここで言っていいのかということをオレ様は言ってしまうという精神性、そこが問題だと思う」と批判した。