「ダンケルク」が外国作品賞を受賞した。

 クリストファー・ノーラン監督(47)は配給のワーナー・ブラザース映画を通じ「このたびは日刊スポーツ映画大賞の外国作品賞に『ダンケルク』を選出いただき、ありがとうございます。全ての関係者を代表して感謝の意を表したいと思います。この受賞は苦労したキャストとスタッフにとって素晴らしいことです。私たちは、この映画が日本で高く評価された名誉に深く感謝いたします」とコメントした。同監督が史実に基づいた作品を手掛けたのは初めて。

 ◆ダンケルク 第2次世界大戦中、フランス北部の港町ダンケルクで、英国、フランス、ベルギー、カナダの連合軍約40万人がドイツ軍に包囲され撤退を余儀なくされた。陸、海、空のそれぞれの救出作戦を描いた。

 ◆外国作品賞・選考経過 「ラ・ラ・ランド」も人気が高かったが、「3つの時間軸をうまく交錯させて、1つのように編集している」(秋山登氏)と評価された「ダンケルク」が、2回目の投票で過半数を獲得した。