昨年芸能界に大きな衝撃を与えたSMAPの解散。今年9月8日にジャニーズ事務所を退社するまで目立った動きのなかった稲垣吾郎(44)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)の元SMAPの3人だが、ここにきて新しい仕事の話も出始めた。新たなスタートを切った3人の1年を振り返る。

 9月22日、3人が共通の公式ファンサイト「新しい地図」をオープンした。同サイトを中心に、3人はジャニーズ事務所時代には使ってこなかったツイッターやインスタグラム、YouTubeなどインターネットでの芸能活動も展開していく。

 テレビ番組では、稲垣が出演するTBS系「ゴロウ・デラックス」(木曜深夜0時58分)、草なぎが出演するテレビ朝日系「『ぷっ』すま」(金曜深夜0時50分)、香取が出演するフジテレビ系「おじゃMAP!!」の3番組の放送が継続された一方で、テレビ朝日系「SmaSTATION!!」が9月23日、16年続いた歴史に幕を閉じた。MCの香取は終了について「とっても残念です。ずっと続けたかった。僕が新しい道を選んで、新しい道を進もうって思ったことによって、続けたいと思っていたスマステが終わることで申し訳ないという思いです」と心情を吐露した。

 11月2日から3日間、インターネットテレビ局Abema(アベマ)TVの番組「72時間ホンネテレビ」に3人が生出演した。独立後3人が共演したのは同番組が初めて。72時間の総視聴数は、AbemaTV史上最高でネット番組としては空前の7400万超を記録した。同番組でSNSについて学んだ3人は、番組終了以降もそれぞれのSNSでの活動を継続している。

 12月には稲垣、草なぎ、香取の3人が出演する映画「クソ野郎と美しき世界」が来年4月6日に公開されることが発表された。エピソード1からエピソード4までの短編オムニバス構成で、それぞれ園子温監督(55)、脚本演出家の山内ケンジ氏(59)、爆笑問題の太田光(52)、映像ディレクターの児玉裕一氏(42)が手がける。

 12月24日には、3人が音楽配信をスタートさせた。楽曲は、「72時間ホンネテレビ」の放送のオープニングや72曲メドレーの最後で3人が歌ったオリジナルソング「72」。作詞作曲は元ピチカート・ファイヴの小西康陽が担当している。レコチョクなどの配信サイトでダウンロードできる。

 2018年は、元日午前0時45分から1時15分までAbemaTVで放送される生番組「27Hunホンノちょっとテレビ」に出演。また、草なぎが来年1月27日放送の「NHKスペシャル 未解決事件File.6 赤報隊事件」の実録ドラマ部分に出演することも発表されている。その他、来年2月中旬から全国でオンエアされる予定のサントリーのノンアルコールビールテイスト飲料「オールフリー」の新CMに稲垣と香取の2人が出演。YouTubeでは2人のメッセージ動画も公開されている。いよいよ本格始動ということになりそうだ。