タレント橋本マナミ(33)が9日、東京・銀座のすし店「鮨 銀座おのでら」で、作詞家秋元康氏(59)、出版社幻冬舎の見城徹社長(67)らと「一番マグロ」を食した。

 4日の築地市場最後の初競りで、3645万円の最高値で競り落とされた青森・大間産では20年ぶりの400キロ超えの大物。一般価格の約10倍もする縁起物だ。

 目の前のカウンターで、鮮やかにさばかれると、秋元氏は「ニュースでは見たけど、まさか食べられるとは」。見城社長は、大トロのにぎりをほおばり「うまい!」と感激し、橋本は「霜降りなのに甘くて、さっぱりしています」と絶賛した。

 また、店が「スペシャル部位」と紹介して、特別に振る舞われたのは、皮ぎしと呼ばれる皮に沿った部位の赤身。すし職人から「実は血合いに近いのですが、400キロも超えるおなかの厚いマグロだと取ることのできる希少部位です」と説明された。美食家の秋元氏も「うん」とうなずき、橋本も「食べたことのない味で、本当においしい」と喜んでいた。

 今年の一番マグロは、都内の仲卸業者「やま幸」(山口幸隆社長)が落札して、すし店「おのでら」(小野寺裕司社長)が買い取った。今月の同店の銀座、ニューヨーク、ハワイ、ロサンゼルス店で、通常コースとして提供される。

 東京中央卸売市場は今年10月に豊洲に移転する。同店のオーナーは「2019年の豊洲市場で初の初競りにも挑戦したい」と話していた。