東京消防庁は24日、八代亜紀を四谷消防署(東京都新宿区)の一日署長に迎え、同区内の花園神社で消防演習を行った。26日の文化財防火デーを前にした取り組み。

 演習は本殿周辺から出火した想定で、神社職員や地元消防団員らが初期消火の手順を確認。現場に駆け付けた消防隊員が、八代の指揮で本殿へ向けて一斉に放水した。2016年4月に火災が起きた近くの飲食店街「新宿ゴールデン街」の店舗関係者も参加した。

 演習後、八代は「近所の助け合いが大事だと感じた。(消防隊員らが)命を懸けていることを再認識しないといけない」と語った。

 文化財防火デーは、1949年1月26日に発生した奈良・法隆寺の金堂焼損を機に制定された。