タレントのはるな愛(45)が、母親との確執と和解を涙ながらに語った。

 はるなは29日放送のTBS系「ビビット」にVTR出演。女性として生きたいという思いを両親に告白した当時を振り返った。

 物心ついたころから「女の子になりたい」という思いがあったが、打ち明けることができずに「男の子っぽく親の前では振る舞っていた」という。しかし15歳のときに意を決して両親に告白すると、「ずっと仲良しだったんですけど、告白してから無視するんですよ、お家の中で。お母さん大好きなのに目を合わせてくれないし、ご飯の時も一応ついではくれるんですけど、私がいないものだと思って背中向けて食べたりするんですよ」と、親子関係がギクシャクしてしまったと明かした。

 その後、ニューハーフとして生きることを決意し、16歳で家を出たというはるな。それから2年間は両親との会話もなくなったが、18歳の時に出演した大阪のバラエティー番組の企画で実家を訪れることに。はるなと久しぶりに対面した母の初美さんは「(女性になったはるなを)初めて見たんですけど、スカートはいて髪も長かったんですよ。今までは何やったんやろ?っていうくらいすごく生き生きしていたんです。その瞬間から気持ちがすごく楽になった。応援していこうと思って」と、受け入れることができた当時の思いを語った。

 はるなはその日、撮影終了後に母から風呂に入って行くように勧められたという。「あれだけ女の子のものとかを買ってくれなかったお母さんが、ピンクのクマのパジャマを用意してくれていて。それで『あ、認めてくれたんやな』って、めっちゃうれしかったです。だからお風呂に入ってずっと泣いて……」と涙を見せた。