広瀬アリス(23)が3日、渋谷TOEIで、主演映画「巫女っちゃけん」(グ・スーヨン監督)の初日舞台あいさつを行った。

 広瀬演じるやる気のないみこが主人公の、福岡・宮地嶽神社を舞台にしたエンターテインメント作品で、共演は子役の山口太幹(8)MEGUMI(36)飯島直子(49)リリー・フランキー(54)原口あきまさ(42)仁村紗和(23)ら。

 舞台あいさつは、スタッフから「短時間でおもしろいことを話せ」とむちゃぶりされたリリーの独壇場となった。

 広瀬を見ると「まだ23ですよね。もう銀座に店一軒持ったくらいの感じありますよ」とその貫禄を褒め、広瀬に向けてメッセージボードを掲げる観客を見つけると「さっき新宿(での舞台あいさつ)にも『アリス』って(メッセージボードを掲げている)、谷村新司さんのファンいらっしゃいましたね」とボケて、爆笑をさらった。

 MEGUMIに対しては「今日はお祝い事なのにおっぱい小さめの服着てる」といじり、さらに「あなたアドリブで、アリスに『ババア』って言われてたよね。アドリブって本当に考えてることもありますからね」とピシャリ。MEGUMIは「ババアって言われてびっくりして、いい返しができなくて、『バーカ!』って謎の返しになっちゃったんです」と笑っていた。

 終始リリーに翻弄(ほんろう)されっぱなしだったが、広瀬は最後に「背中をすごく押してくれるわけではないけれど、頑張ろうとか、初心を取り戻させてくれる作品になっていると思います」と作品をアピールした。