松坂桃李(29)、沢尻エリカ(31)、白石晃士監督(44)が3日、大阪市内で公開中の映画「不能犯」の舞台あいさつを行った。

 松坂が全てのターゲットをマインドコントロールし、次々と殺人を行う男を演じるスリラーエンターテインメント。3人は節分の日にちなみ、客席に豆をまきながら登場した。

 冒頭のあいさつで白石監督は2日に救急車で緊急搬送されたことを告白した。「私事ですが、実は昨日、床に這いつくばるほどの超激痛が走った」。病院での検査の結果、尿道結石と診断されたといい、豆まきを終えたばかりの白石監督は「小さい豆のようなものがぼうこうの上あたりにある。この体にある小さい豆を『鬼は外!』のような気持ちで豆をまかしてもらった」とネタにした。

 ホラー映画にこだわり、コンスタントに作品を取り続けている白石監督。客席にまいた“豆の行方”について「豆がだれかの体の中に…」と声のトーンを落とすと、松坂は「怖い、怖い…」と声を震わせた。

 松坂も自らがまいた“豆の行方”を心配し「豆がヘンな感じで当たってないですか?」と呼びかけると、ファンから「大丈夫!」の声が上がった。さらに“豆知識”として「豆の(パッケージ)1つ1つに(不能犯の)シールが張ってあった。スタッフさんの愛のこもっている豆でした。たくさんの福が詰まっていると思います」と笑顔を見せた。