遠藤憲一(56)が5日、都内のテレビ東京で行われたドラマ「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」(7日スタート、水曜午後9時54分、全5回)の記者会見で「テレ東、本当に金ないの?」と疑問を投げかけた。

 「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は、5人が本人役で出演し、話題となった17年1月期の「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」の続編。今作では、5人がテレビ東京の朝の連続テレビ小説「しまっこさん」で共演する物語で、劇中劇の「しまっこさん」の主演は本田望結(13)で、主人公の母役に吉田羊、島のイケメン教師役に岡田将生(28)、さらにTBS系日曜劇場「陸王」にも主演した役所広司(62)ら9人が出演した。

 遠藤は豪華ゲスト陣の出演について「テレ東作品は、まず『お金がない。ギャラも安いですよ』と言われる。それが(ゲストが)1話から豪華。2話からも、ウソだろという人が出て、3話は、もっとすごくなる。テレ東、本当に金ないの?」と言い、笑った。光石研(56)も「劇中劇で使うのは、もったいないくらいのキャスト…スピンオフ、狙ってるんじゃないですか? 見てみたい」と期待した。

 松重豊(55)は「『しまっこさん』のゲストは、明かさないという設定…僕らは人の名前、すぐに出てこない。スマホで検索しないと共演した人を思い出せない」と豪華なゲストが次々、ゲストで登場することで生じた、新たな苦労を明かした。それを聞いた遠藤は「内緒にして出会うゲストも豪華。最終回、どんな人が出るか分からないけれど、楽しみ」と期待した。

 大杉漣(66)は、他の作品の現場でも、ドラマや映画の現場で、プロの制作スタッフや業界関係者から続編を望む声が多かったと明かした。「こんなに早く(続編が)出来るとは思っていなかった。やりたいなと思っていて、前作が終わった時『また同じメンバーとやりたいです』と言わせてもらった。(制作関係の)スタッフの方に見ていただいて、そう思っていただいたのはうれしい。出たいよと言う方も、たくさんいる」と、豪華ゲスト陣が出演したゆえんを語った。

 第1話では、「しまっこさん」に出演する5人が、大杉のクルーザーに乗って撮影現場の島に移動中に、なぜかロケ地を間違えて南の島の無人島に漂流し突然、サバイバル生活を強いられる一方、5人の失踪劇で「しまっこさん」の現場が大混乱する中、撮影初日を迎えるところが描かれる。

 この日は田口トモロヲ(60)が、スケジュールの都合で欠席した。【村上幸将】