NHK情報番組「あさイチ」(月~金曜、午前8時15分)を3月で降板するV6井ノ原快彦(41)の後任が、お笑いコンビ博多華丸・大吉に内定したことが9日、分かった。関係者によると多忙なスケジュールのため、華丸(47)大吉(46)の2人が日替わりで出演するなどの可能性もあり、詳細は最終調整中という。

 NHKは6日、井ノ原と有働由美子アナ(48)が3月いっぱいで降板すると発表したが、後任は発表していなかった。井ノ原が有働アナの降板決定後に、一緒に降板したい意向を示したことで急ピッチで後任の選考作業を行っていた。

 2人は05年に東京に進出するまで、地元福岡を中心に活動。福岡時代はテレビ西日本「とことんサンデー」「Hi-Ho!」など情報バラエティー系番組司会の仕事が中心で、笑いを交えた軽妙なトークと、安定感のある進行で幅広い世代の支持を得た。現在も福岡各地を訪れる同局「華丸・大吉のなんしようと?」が人気で、まさに情報番組はコンビの得意分野だ。

 関係者によると、NHKは、主婦層を中心に幅広い世代に人気で、明るく、楽しい、親近感を与えるコンビとして高く評価しているという。有働アナの後任とされる若手代表の近江友里恵アナ(29)とコンビを組む相手として、人生経験豊かな40、50代の男性を選考していたとみられる。

 井ノ原、有働アナコンビは、10年3月から8年間も番組の顔として視聴者との親密な空気をつくってきた。NHKは、新キャスターについて、これまでの伝統を受け継ぎつつ、笑いを交えたフレッシュな息吹を吹き込む狙いがあるとみられる。今月下旬には詳細が決定し発表されるもようだ。