元宮崎県知事の東国原英夫氏(60)が、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)の大会運営に「もうちょっと環境を考えてほしい」と不満を述べた。

 16日放送のフジテレビ系「バイキング」は平昌五輪について特集。MCの坂上忍は、ラージヒルの予選に出場するノルディックスキー・ジャンプ男子の“レジェンド”葛西紀明に「今回メダル獲ったら、色問わず100%国民栄誉賞でしょう。間違いない。これはもう獲ってほしい」と期待した。

 ただ、強風などの悪天候が問題視されている今大会。坂上が「この風に左右されるのがね……」と心配すると、東国原氏は「放送時間も欧米の放送権の都合で夜になってね。ノーマルヒルの時は誰が見ても中止ですよ、見えてなかったですもん。葛西選手もボソッと言ったらしいですよ、『これ、中止だろ』って。天候の運不運もあるんだろうけど、もうちょっと環境を考えてほしい」と苦言を呈した。

 今大会は政治色が強まっていることでも物議をかもしているが、東国原氏は国際オリンピック委員会(IOC)の姿勢を疑問視。「IOCは今、そういうコマーシャリズムなので、ソッチの方に走りすぎて、政治も入れるし、お金もほしい。放映権もほしい。そうしないと次から(開催国に)手を挙げる人がいなくなるから。IOCも四苦八苦やってるんでしょうけど、ちょっと選手ファーストでやっていただきたいですよね」と語った。