平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュア男子で羽生結弦(23)が歴史的快挙を達成したフリーの演技は、前日16日のショートプログラムに続いて、NHK鳥海貴樹アナウンサー(48)が伝えた。金メダル獲得が決まると「この瞬間、けがを乗り越えての金メダル!!」と絶叫。「羽生が王者でした!! 歴史的な大会になりました。日本勢初の金メダルは、やはりこの男、羽生結弦」と続けた。

 演技開始前は「魂が揺さぶられる4分半です」と切り出し、最初の4回転ジャンプに成功すると、「きれいに決まりました!」。後半に入ると「羽生の体力は大丈夫か」と視聴者の気持ちを代弁した。ジャンプ後にバランスを崩しながらも姿勢を保った場面では「耐えた!」と叫んだ。演技が終わると「これが王者です。王者の滑りです」と「王者」を連発。その後は「圧巻の強さ! 4カ月ぶりの公式戦、羽生結弦、輝きました!!」とたたえ、解説者に向かって「強い男ですね」と興奮を伝えた。

 鳥海アナは、五輪中継は00年のシドニー、14年のソチ、16年のリオを経験しており、ソチではフィギュア女子フリーで浅田真央さんが演技を終えた瞬間に「これが浅田真央です。何というすごい、スケーターでしょう」と感動の瞬間を伝えていた。