演歌歌手北川大介(47)が22日、東京・中野サンプラザで、デビュー20周年記念リサイタルを行った。

 ステージはよさこいソーランの激しい踊りで開幕。息を切らしながら「エクボと八重歯とリーゼントの北川大介です。20周年という節目の年を迎えられました。これもみなさまの力のおかげです。心から感謝します」と謝辞を述べた。

 また、「この20年でたくさんの(作詞歌、作曲家の)先生たちにもお世話になりました。残念ながら(お亡くなりになって)今日この会場にこれない先生たちが、天国から見守ってくれているといいなと思います」と話すと会場から拍手が起きた。会場で見守る大先輩演歌歌手鏡五郎(73)をステージに呼び上げた。「いつも面倒な相談を持ちかけていますが、感謝しています」といい、熱い抱擁をかわした。

 冒頭から10曲のメドレーを歌った。20周年を機に役者にも挑戦している。昨年は2本の作品に出演した。この日も「1カ月練習してきた」という殺陣を披露した。周年で展開しているチャレンジコーナーではトム・ジョーンズに挑んだ。

 「今日は歌手人生で最良の日です」といい、「これまでの20年は下積みだったと思い、ここからまたスタートしたいと思います」と宣言。最後は、青一色のサイリウムで会場が埋め尽くされた。

 21日発売の新曲「菜七子」など全17曲を披露した。