食育インストラクターでタレントの和田明日香(30)が、痴漢被害に遭った経験を語り、女性専用車両の必要性を訴えた。

 1日放送のTBS系「ビビット」は、女性専用車両を「男性差別」だと主張する団体のメンバーである男性3人が今月16日に東京メトロ千代田線の霞ケ関駅付近で女性専用車両に乗り込み、女性客らともめる様子を撮影した映像をオンエア。男性らは女性客や駅員から降車するように要請されるも拒否し、電車の遅延を招いた。

 コメンテーターの和田は、痴漢被害に遭った経験があると告白。「逃げようとしてちょっとでも動くと、混んでる時間だとまた別の人ににらまれるとか、同じ痴漢してきた人に会わないようにこっちが電車の時間を変えなきゃとか、なんで嫌な目に遭った方が気を使わなきゃいけないんだろうって悔しい思いをすごくしてきて、そういう人ってたぶん少なくないと思う。そういう私たちにとって安心して乗っていいよっていう場所があるとすれば女性専用車両っていうのはすごくありがたい」と語った。

 男性側の主張について、MCのTOKIO国分太一は「男性全員の意見ではない。こんなことを思ってる人がいるんだなって」と反対する立場を示した。堀尾正明キャスターは世間の男性たちが電車内で痴漢冤罪におびえている実情を訴え、女性専用車両については「痴漢対策だけど、痴漢冤罪対策でもある」として肯定。その一方で、同団体側の主張に「女性専用車両に入ったらガラガラで、そうじゃない車両は窮屈だっていう不公平感もたぶんこの男性たちは感じていると思う」と推察し、「男性専用車両があってもいいくらいだと思う」との考えを述べた。